1998年にオリンピックの会場となった「白馬村」。
多くのスキー場を有し、ウィンターシーズンはもちろん、現在では、季節を問わず多くの観光客が訪れる人気の観光スポットです。
そんな白馬村からほど近い場所に、ひっそりと佇むのが、今、観光客から密かに注目を集めているエリア「小谷村」です。
北アルプスの山々と昔ながらの街並みが織りなす風景
白馬村から、車で15分ほど。山間の道を進むと見えてくる「小谷村」は、白馬村の壮大な北アルプスの大パノラマとは違い、山々の間にぽつりぽつりと家が建ち、どこか懐かしく心安らぐ、そんな風景が魅力です。
小谷村では今、次々とカフェや雑貨店などがオープンし、「白馬村のにぎやかな喧騒を離れ、ゆったりとした時間を過ごしたい」そんな観光客が多く訪れています。
今回は、そんな「小谷村」の地元ライターがおすすめする人気スポットをご紹介します。
古民家で味わう本格インドカレー「Café十三月」
趣ある古民家で、本格的な南インドカリーや直焙煎コーヒー、スイーツを楽しむことができる「Café十三月 」さん。店内は、カウンター席と座敷席があり、古民家の落ち着いた雰囲気の中で、ゆったりと過ごすことができます。
お店の定番メニューである、数種類のカレーや副菜、ライス、パパド(豆粉の生地をパリパリに薄く焼いたもの)をワンプレートで楽しむ南インドの伝統料理「ミールス」は、十三月に行ったら、絶対に外せない一品。食材には、地元で採れた山菜やお隣の糸魚川市で採れたホタイルカが使われるなど、ここ小谷村でしか楽しめない「ミールス」は、どれも絶品です。
また、食後には直焙煎のコーヒーとこだわりのスイーツも欠かせません。スイーツは日替わりで、行くたびに新しい味に出会えるのも嬉しいポイントです。本格インドカレーと美味しいスイーツ、コーヒーを楽しめる古民家カフェ、ぜひ出かけてみてください。
店舗情報
店名:Café十三月
住所:〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土11738
店舗HP:https://13gatsu.net/
北アルプスの景色と楽しむ絶品スイーツ「喫茶 白月」
北アルプスの山々を望みながら、手作りの美味しいケーキやスイーツを楽しめる「喫茶 白月」さん。カウンター席3席とテーブル席2席の小さな店内は、美味しいケーキを求める観光客でいつも賑わっています。
ケーキは、定番の「チョコレートケーキ」と「チーズケーキ」に加えて、季節の素材などに合わせて数種類のケーキが提供されています。その全てが絶品で、どれを注文しても間違いのないお味です。また、ドリンクも千葉の自家焙煎所から仕入れた豆で淹れるコーヒーやオリジナルブレンドティーを中心に「心と身体を整えるお茶」を提案するTEALABO.tさんの紅茶など、店主がケーキに合うようにセレクトしたこだわりあるメニューとなっており、ケーキの美味しさをより引き立ててくれるものばかり。
日によっては、売り切れになってしまうケーキもあるので、お目当てのケーキがある方は早めの来店がおすすめです。
店舗情報
店名:喫茶 白月
住所:〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土3595-3
店舗Instagram:https://www.instagram.com/kissa_hakugetsu/
行列必須?くるみダレで楽しむ信州蕎麦「蕎麦屋 蛍」
国道148号線から百名山「雨飾山」の登山口に向かう道中にある、静かな集落に佇む「蕎麦屋 蛍」さんは、行列が絶えない人気の蕎麦屋です。古民家を活用して作られた店内は、囲炉裏を囲むように配置された座敷席に、黒電話やレトロな扇風機など懐かしさを感じるアイテムが現役で活躍していて、どこかノスタルジックな雰囲気を楽しむことができます。
提供される蕎麦は、そば殻が練り込まれた「深里」とそばの実だけで練り込んでいる「螢の緑」の2種類があり、どちらも店内で手打ちされ、出来立てが提供されています。また、「蕎麦屋 蛍」の特徴の一つである「くるみダレ」は、自分で擦って仕上げた香り高いくるみに、味噌とそばつゆを合わせて作ることで、蕎麦によく絡み、手打ち蕎麦の味わいをさらに深いものにしてくれます。
休日にお出かけの方は、お昼のピークを避けての来店がおすすめです。
店舗情報
店名:蕎麦屋 蛍
住所:〒399-9511 長野県北安曇郡小谷村中土16588
店舗Facebook:https://www.facebook.com/hotaru2016/?locale=ja_JP
毎日入れ替わるフレーバーが魅力「オタリアンジェラート」
「蕎麦屋 蛍」から、車で1分ほどの距離にある「オタリアンジェラート」では、「そば」や「やまぶどう」「山椒」「山わさび」など、地元産の食材を活かした珍しいフレーバーのジェラートをいただくことができる人気のジェラート店です。
フレーバーは、定番のものから季節の食材を活かしたものまで、様々なフレーバーが入れ替わり登場するので、何度行っても飽きることがありません。特に、信州ならではの「蕎麦ジェラート」が人気で、「蕎麦屋 蛍」でそばを食べて、「オタリアンジェラート」の蕎麦ジェラートをデザートに…そばを存分に楽しむセットもおすすめです。
また、「オタリアンジェラート」は産直所を併設しているおり、地元産の野菜や工芸品、ここでしか買えないお土産品にも出会うこともできますよ。
店舗情報
店名:オタリアンジェラート
住所:長野県北安曇郡小谷村中土16107
店舗Instagram:https://www.instagram.com/otarian_gelato/
まとめ
白馬村から一歩足を伸ばすことで、ここにしかない風景や美味しい味を楽しむことができる小谷村の魅力をご紹介しました。賑やかな雰囲気と異なり、ゆったりとした空気感が魅力の「小谷村」。気になった店舗がある方は、ぜひ出掛けてみてくださいね!
※メニュー等の内容は取材当時のものとなりますので、詳しくは店舗HP等を事前にご確認ください。